一般病棟 ドイツ館
呼吸器センター

主に気管、気管支、肺など、「呼吸」に関係する臓器の疾患を専門的に診る科です。

このような症状ありませんか？

診療対象となる主な症状や疾患

咳、痰、呼吸困難

アレルギーによる咳、逆流性食道炎、鼻症状に付随する咳が多いと言われています。それぞれの原因に応じて治療を行います。

細菌性肺炎、胸膜炎、誤嚥性肺炎

死因順位の高い疾患です。特に高齢の方は誤嚥性肺炎を繰り返す事も経験します。当院では必要に応じて嚥下状態も検査で確認します。予防のために予約制で肺炎球菌の予防接種も行えます。

気管支喘息、咳喘息

アレルギーによる気管支炎で発作性の咳や喘鳴、呼吸困難が特徴の疾患です。肺機能の低下、呼気のアレルギー数値（一酸化窒素・ＮＯ）上昇も診断の助けになります。吸入ステロイド薬が治療の中心です。

慢性閉塞性肺疾患（COPD）

主に喫煙など有害な粒子やガスが原因で起こる疾患です。動くと起こる呼吸困難や咳が主な症状です。画像検査や肺機能検査等で診断します。治療は禁煙が大事ですが呼吸を助ける薬も存在します。

睡眠時無呼吸症候群

夜間に呼吸が止まる疾患です。いびきをきっかけに指摘される方もいます。症状としては日中の眠気や倦怠感がありますが、治療せずに放置すると高血圧、糖尿病、脳卒中、心疾患が起こりやすくなることも知られています。夜間睡眠時の状態を検査で確認して診断します。

間質性肺炎、肺線維症

肺の間質という部分に炎症が起きて肺が硬くなり、酸素の取り込みが低下する肺炎です。動くと起こる呼吸困難、咳などが主な症状です。原因には関節リウマチなどの自己免疫疾患、粉塵やカビ、動物の毛などの慢性的な吸入、薬剤、漢方薬、サプリメント、特殊な感染症など様々あることが知られていますが原因が分からない方もいます。治療はステロイド、免疫抑制薬、抗線維化薬などが使用されます。また病気が進行した場合は在宅酸素療法が行われます。

気胸

肺から空気が漏れて肺がしぼんでしまう病気です。突然現れる胸の痛み、息苦しさ、咳などが主な症状です。軽症では安静で様子を見ることもありますが、症状の重い方は胸にチューブを入れる（胸腔ドレナージ）、空気の漏れている部位を外科的手術でふさぐなどの治療が必要になります。手術が必要な方は他院へご紹介させて頂いています。

肺がん

気管、気管支、肺胞に発生するがんです。がん死亡原因の上位を占めています。治療はがんの種類と進行の程度で異なります。手術、放射線療法、化学療法（抗がん剤）を選択して行います。肺がん検診を検診センターで行っておりますので是非受診下さい。

これらの疾患を日本呼吸器学会指導医・専門医が診察致します。 また入院時は呼吸器専門病棟において、医師だけでなく呼吸器リハビリチーム、栄養サポートチーム、摂食嚥下チーム、感染対策チームなどが連携して治療を行って参ります。 治療終了後は状況に応じて長期療養病棟（チロル館）、緩和ケア病棟（エーデルワイス病棟）への転棟や、自宅への訪問診療なども提供して参ります。

対象患者様

• 肺がん
• 悪性胸膜中皮腫

診断確定前、治療前の患者様はもちろん、すでに治療開始後の患者様も同様の化学療法を継続することが出来ます。入院・外来化学療法どちらでも対応することが可能です。

主な肺がん化学療法薬

• プラチナ製剤や第3世代抗がん剤などの殺細胞性抗がん剤
• 血管新生阻害剤
• 分子標的薬
• 免疫チェックポイント阻害薬

主な設備

スタッフより

私たちは患者さんが不安のないように十分な説明のもと化学療法を提供し、チーム一丸となりサポートいたします。

呼吸器センター長
主な専門医資格：

• 日本呼吸器学会認定専門医・指導医
• 日本内科学会認定医・総合内科専門医
• 日本アレルギー学会認定専門医
• 身体障害者診断認定医・呼吸機能障害
• ICD インフェクションコントロールドクター

主な専門医資格：

• 日本内科学会認定医
• 日本呼吸器学会専門医・指導医
• 呼吸器内視鏡専門医・指導医

主な専門医資格：

• 医学博士
• 日本呼吸器学会認定専門医
• 日本内科学会認定医

ご予約

志村大宮病院
TEL：0295-53-1111 (8：30〜18：00)※日祝を除く

相談窓口

地域医療連携センター
TEL：0295-53-9910 (8：30〜17：30)※日祝を除く