上記のような様子の変化は認知症の初期症状かもしれません。
気になった際にはお気軽にご相談ください。
認知症は、脳の病的変化(認知症疾患)によって、一旦発達した知的機能(認知機能)が日常生活や社会生活に支障をきたす程度にまで持続的に障害された状態です。 認知症となる原因は様々なため、原因を特定する鑑別診断を受けることが、認知症治療を行う上で重要となります。
志村大宮病院 認知症疾患医療センター
センター長 大里晃弘 医師
2017年4月1日に当センターが発足し、現在多くの患者様やご家族様から認知症に関するご相談をいただいております。感謝申し上げます。
私は、以前、日立市にある精神科病院に勤務しておりました。精神科医として様々な精神疾患(統合失調症、うつ病など)の患者様を中心に診療して参りましたが、その一方で認知症が悪化した患者様の診療も行っておりました。そして 2016年12月から当院へ移り、心療内科の医師として仕事を開始し現在に至ります。
先に述べた通り、当センターは発足したばかりの機関であるため、まだ至らない点も多く、試行錯誤を続けながら日々の活動を行っております。地域の病院や診療所の先生方、また高齢者施設との連携を図りながら、センター長として認知症の患者様を診療していきたいと考えております。
加えて、認知症に関する相談機関の1つとして、患者様やそのご家族に気軽にご利用いただけるような、地域に根差したセンターとなることを目指しております。
認知症疾患医療センターとは、地域における認知症治療の拠点として、県からの指定を受けた病院を指します。 期待される機能としては専門医療相談、鑑別診断、周辺症状及び身体合併症への緊急対応、研修会の開催・情報発信の4つが挙げられます。 鑑別診断といった医療機関としての機能の他、地域の専門機関との連携や地域の方への認知症についての啓発活動などを通して、 認知症当事者の方とその家族が住み慣れた地域で長く生活を送るための支援も行います。
※受診や神経心理検査受検の際には、日ごろのご本人の様子が分かる方に同伴していただいております。
※ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
常陸大宮市内で開催されている『認知症カフェ』の情報を加えて、ご案内パンフレットを作成しました。
ご案内パンフレット(PDFファイル)〒319-2261 茨城県常陸大宮市上町318-1