日本呼吸器学会認定専門医が、気管、気管支、肺など、「呼吸」に関係する臓器の疾患の専門的な診療を行っております。 下記のような症状が現れた際は、ご相談ください。
アレルギーによる咳、逆流性食道炎、鼻症状に付随する咳が多いと言われています。それぞれの原因に応じて治療を行います。
死因順位の高い疾患です。 特に高齢の方は誤嚥性肺炎を繰り返す事も経験します。 当院では必要に応じて嚥下状態も検査で確認します。 予防のために予約制で肺炎球菌の予防接種も行えます。
アレルギーによる気管支炎で発作性の咳や喘鳴、呼吸困難が特徴の疾患です。
肺機能の低下、呼気のアレルギー数値(一酸化窒素・NO)上昇も診断の助けになります。
吸入ステロイドが治療の中心ですが、既存治療で効果不十分な喘息の患者さまにはバイオ製剤の処方も当院で可能ですので担当医にご相談下さい。
主に喫煙など有害な粒子やガスが原因で起こる疾患です。 動くと起こる呼吸困難や咳が主な症状です。 画像検査や肺機能検査等で診断します。 治療は禁煙が大事ですが呼吸を助けるお薬もありますし、当院では在宅酸素療法の導入も可能です。
夜間に呼吸が止まる疾患です。
いびきをきっかけに指摘される方もいます。
有病率は人口の4%と言われており、日本には200万人いると言われています。
しかしながら、本人は気づきにくく、いびき程度で受診するなんて恥ずかしいと言う理由等で、まだまだ治療を受けている方が少ないのが現状です。
症状としては日中の眠気や倦怠感がありますが、治療せずに放置すると高血圧、糖尿病、脳卒中、心疾患が起こりやすくなることも知られています。
夜間睡眠時の状態を検査で確認して診断します。
治療には、保険適用のCPAP療法が主体となります。基本的に月1回の受診をお願いしています。
肺の間質という部分に炎症が起きて肺が硬くなり、酸素の取り込みが低下する肺炎です。 動くと起こる呼吸困難、咳などが主な症状です。 原因には関節リウマチなどの自己免疫疾患、粉塵やカビ、動物の毛などの慢性的な吸入、薬剤、漢方薬、サプリメント、特殊な感染症など様々あることが知られていますが原因が分からない方もいます。 治療はステロイド、免疫抑制薬、抗線維化薬などが使用されます。 また病気が進行した場合は在宅酸素療法が行われます。
気管、気管支、肺胞に発生するがんです。 がん死亡原因の上位を占めています。 治療はがんの種類と進行の程度で異なります。 手術、放射線療法、化学療法(抗がん剤)を選択して行います。 肺がん検診を行っておりますので是非受診下さい。
現在禁煙補助薬(チャンピックス)供給停止のため、禁煙外来は休止しています。
タバコがやめたくてもやめられない、健康維持のためにもタバコをやめたいが禁煙できるか不安といった患者さまに応えるため、当院では禁煙補助薬を用いた治療を行っています。 12週間の服用によって、イライラといったニコチン切れの症状を軽くするだけでなく、タバコをおいしいと感じにくくする効果も期待できます。
喫煙習慣は意思の弱さではなく、ほとんどが「ニコチン依存症」によるものです。
「ニコチン依存症」は医師・医療スタッフと治療していく方法が確実です。
少しずつタバコの本数を減らすということは健康上のメリットはあまりありません。
「ニコチン依存症」は完全に治療を終了することを目標とします。
保険診療で禁煙が出来ます。 禁煙治療では12週間で5回の診察が必要になります。 はじめに喫煙状況などから問診をもとに治療が受けられるかをチェックします。 毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定します。
非喫煙者に比べると喫煙者は肺がんを発症する割合が4~5倍にもなります。 そして癌、心疾患、脳卒中、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などさまざまな疾患の発症リスクとなります。 また、有害物質は喫煙者が吸い込む煙よりも、たばこの先から出ている煙のほうに多く含まれています。 非喫煙者でも、このたばこの煙を吸い込むこと(受動喫煙)によって健康への害が生じます。 ご自身はもちろんですが、ご家族や周囲の人のためにも禁煙しましょう。
併用薬剤や必要な検査などにより異なりますが、保険診療が適応されますので詳しくはお問い合わせください。